看護師派遣は違法ではない?

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看護師バイト~派遣看護師は違法?~

派遣看護師は違法ということを聞いたことがあるという人がもしかするといるかもしれません。 それはおそらく、労働派遣法の「医療関連業務の派遣は原則禁止」というところからきているのだと思います。

この医療関連業務の中には看護師も含まれるので、この条項だけを見れば確かに“違法”となりそうです。ただし労働派遣法はここまでで終わりません。

「直接雇用を前提として行う派遣」や「病院、クリニック以外での業務」、「産前産後休業、育児休業、介護休業のための代替業務」の場合は、この条項から除かれているのです。

ですから、医療施設以外での業務であるツアーナースやイベントナースなどといった派遣看護師の仕事は問題ないということになります。老人ホームなど介護関連施設への派遣も問題ありません。また育児休業などの人員補てんのための派遣看護師も大丈夫です。
各種イベントで待機するバイト看護師

問題は「直接雇用を前提として行う派遣」のところでしょう。ここはとても難しい部分があります。表向きは「直接雇用を前提」としておきながら、実際は「派遣」という実態と取っていることも少なくないからです。

現実問題として、派遣会社の募集の段階では「派遣」として看護師を集め、医療機関側には「直接雇用を前提とした雇用」を求めるということが一部行われているようです。看護師としては派遣できて一定期間働くつもりだったのに、医療機関側としてみればいずれは直接雇用をするつもりで人材を育てます。

雇用形態としても「派遣看護師」ではなく、「契約社員」という形になることもあるでしょう。 派遣会社としては、医療機関側に「契約社員」を紹介したことになっていますから、そこで高額な「紹介料」をもらえることになるのです。

これを現時点で違法となるかどうかはわかりませんし、やり方によっても判断がわかれるところだと思います。しかし“危ない橋”を渡っていることは間違いありません。

もしかすると近い将来違法とされ、ペナルティを受けることがあるかもしれませんし、法律そのものが変わる可能性もあります。そうなればその派遣会社を通じて働いていた派遣看護師も何かしらの影響を受けることは間違いないでし ょう。

“知らなかった”では済まされないかもしれません。 そうしたトラブルに巻き込まれないためにも、派遣会社はきちんと選び、安易に仕事を受けないようにすることが大切です。

看護師の就職前にチェックしておきたいこと

以前から聞かれていた“看護師不足”の問題は今もなお続いています。むしろ医師も含め医療従事者不足は深刻になっているようです。そういった背景があるため、看護師は一度資格を取ってしまえば就職も、転職も、再就職もしやすいと言われています。

ただ就職しやすいがゆえ、あまり細かいことを気にせず簡単に就職が決まり、あとでトラブルがあったということも少なくありません。せっかく入った就職先に迷惑をかけないためにも、何より自分自身が嫌な思いをしないよう就職前にチェックしておきたいですね!

就職前にチェックしたポイントは人それぞれでしょうが、共通することは「気になることはしっかりと確認する」ということです。中には聞きにくいこともあるかもしれません。 しかし問題をそこで先延ばしにしても、あとで遭遇する、もしくはもっと面倒なことになって返ってくるだけです。

仮にその“気になる点”を聞いたがゆえに不採用になった場合は、それはそれで仕方がないと考えることと考えましょう。そこで無理して自分を繕って働いたとしても、つらくなるだけです。

確かに地域性はありますが、看護師の求人は多数あるのですからあまり“ガチガチになって就職活動しない”ことが大切です。特に、小さな子どもがいる場合、看護師としてのブランクがある場合は、面接までにきちんと伝えておいたほうがいいでしょう。

いずれの場合も、医療機関側としてはバックアップ体制が必要になります。 それをきちんと伝えていないと、働き始めてからお互い“こんなはずではなかった”ということになりかねません。

そういったことが精神面だけで済めばまだいいかもしれませんが、お互い思っていたのと条件が違ったために社会保険に加入できないといったことが起こることもあります。

これは後々とても大変なことになるので、社会保険や労災に加入できるのか、加入するにはどういった条件が必要なのかをきちんと聞いておきましょう。その上で、自分がその条件を満たせない可能性がある場合はそれを伝え、その時の対処法も明確にしておくことが大切です。